アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

CQ WW RTTY DX Contest

週末は、愛・地球博記念コンテストとは別に、福岡コンテスト、JLRSパーティーコンテストがあり、それも短時間ながら参加した。14MHzなどを日中に聞くと、14.100MHz以下の辺でピロピロピロローという独特な音、そう、RTTYの信号が沢山入っている。週末、DXコンテストでは、CQ WW RTTY DXコンテストが行われていた。WW RTTY WPXコンテストには以前に参加したことがあるが、DXコンテストは未だ無い。普段、RTTYでは中々、DXとのQSOがままならないため、このコンテストは恰好な機会と思い、7MHzのモノバンドでのみの参加をした。
7MHzだけなら、夕方ぐらいから、短時間で出ることができるし、パワーやアンテナなどの設備面を考えるとそう沢山の局数とのQSOは期待できない。まあ、リスティングされるだけでもという思いで参加に踏み切った。
RTTYのコンテストに強力な武器は、CTESTWINとMMTTYモジュールの使用である。非常に便利で連携がとれており、周波数を合わせるとコールサインをデコードして、既にQSOしたかどうかまで確認してくれる。無線機は、FSKモードとして、TS480HXはCWフィルターを利用し500Hzの帯域に絞ると、混み合う目的外のRTTYの信号を排除できる。きちんと、ゼロインすることで、相手のデコード率も上がるはずである。
結果は以下の通り。単発的な参加であるが、結構面白かった。

56局の内訳は、北米、JA(RTTYコンテストでは国内QSOもポイントになるようだ)、アジアが多いが、9月25日早朝にQSOした欧州も合計10局もQSOが出来て、少し嬉しかった。RTTYの特徴は、SSBよりも了解度が高く、結構、弱々しい信号でも意外にデコードが出来る点である。ただ、アンテナに因るようで、聞こえない信号は当たり前であるがデコードはできない。すなわち、聞こえるためには、地上高と更に高ゲインのアンテナが必要なのだろう。JAの有名なコンテスタは出力だけでなく、その耳も優れており、私のアンテナではやっとデコードできるか否かという西欧の局を捌いていた。その点は、現状、已む得ない状況である。
今回の結果は以下の通り:

Band QSOs Pts Multi
7MHz 56 140 42
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Total 56 140 42


Score : 140x42=5,880点


なお、コンテスト中、SSBをはじめ、JT65(FT8)などの運用に混信を与えてしまった点は、参加者の1人としてお詫びする。FSKモードでは殆どSSBなどは復調しない、JT65も判らない、そんな感じであり、且つ、EUなどでJT65の周波数に平気で電波を出しているようだから、始末に負えない。FSKにしておくと、殆どが聞こえないのも本当だから、ごめんなさいと言うしかないのかもしれない。

愛・地球博記念コンテスト

今年も愛・地球博記念コンテストに参加した。昨年は、電信電話部門シングルオペ7MHzバンド種目で0エリア1位となったコンテスト、全国規模のコンテストで且つ、短時間勝負のため、今年も参加した。昨年のスコアは、3264点であるので、この点数を越えることをまずは目標とした。
また、このコンテストの特徴の1つは、電信電話の場合、同一バンドでCW,SSBの両方で同じ局とのQSOが有効になる。そのため、CWやSSBで2回目という方も結構いた。
QSOデータは以下の通り:

トータル170 QSO、マルチ44で7480点、昨年の2倍以上のQSOが出来た。2倍になった理由は、昨年に比べ4倍の出力でSSBのCQランニングに効果、CWでの運用が前より聞き取りが上達したこと、数々のコンテストに出ているため、馴れがあることなどが言えるかもしれないが・・・もしかすると、昨年よりも参加局数が多くって、ライバル各局もそこそこの点数を上げておられるかもしれない(ヤバイ、ヤバイ・・・)
今年は、最初から8時台までがCW、9時台、10時台はSSB、11時台はCWというQSOパターンであった。実は、22日の21時からすでに始まっていたようであるが、今日は早朝から地域の草取りがあり、早く寝たために、夜はパスした。夜出ると、北海道や沖縄あたりのマルチがとれたのかもしれない。
0エリアからは、1エリアが弱く、やはり難儀をしたコンテストであった。1エリアの各局を呼んでも中々、とってもらえないときがあった。
結果はどうなることやら・・・。
QSLカードは、全市全郡を待つことなしに、行き先が決まった。

FT8によるお気楽運用

今までFT8はあまり使用しなかったのだが、WSJT-X 1.8.0-rc2にアップデートした後は頻繁に使うようになった。逆にJT65の運用が減った感じである。何故、FT8が良いか?それはお気楽な運用ができるからである。JT65を含めて、いままでのQSOでは、QSOの相手と常に気を使いながら、次のアクションを考えなければいけない。それが、Auto SeqとCall 1stオプションにより、CQを出している相手を呼ぶ、又は自らがCQを出すアクションを一旦実施した後は、ボタンを何も押す必要はなく、自動的に送信停止まで進んでくれる。
即ち、ながらQSOが出来るのである。何かを読みながら、音楽やラジオを聞きながら、お酒を飲みながら、もっと言うと、別の無線機でローカルラグチューを行いながら、一方でFT8によるDX QSOが出来る。
最近の夜のコンデションは、7MHzか10MHzで結構、良い状態が続いている。そこで、2mでローカルQSO中にFT8でDX QSOを行うケースが多くなってきた。ローカルラグチュー中に8局とのQSOが出来た。

ご覧の通り、夜23時頃の状態であるが、FT8での飛び状況である。青色が7MHz、緑色が10MHzである。
私がFT8を使って10MHzでSP局(ポーランド)とQSOしたのを例として以下に上げる。

FT8 QSO