アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

Websdrの楽しさ

Websdrは、インターネットを利用してアマチュア無線の交信を聞くことができるもので、海外のアマチュア無線局が公開して下さっている。
これらの一覧は、以下のページを開くと、紹介されており、それぞれのWebページにつながる。
http://www.websdr.org
最近、この一覧のページが大幅に新しいサービスをされているベージが追加された。聞きたいバンド、そして公開している地域を選択し、そのページのリンクが貼られている。
私は、いくつかの利用を行っている。

  1. 無線機を使わないでバンドの状態を確認する
  2. 自分の信号をモニタし、他の局との信号強度差を確認する
  3. ビッグガンと呼ばれている設備の局がどの程度の信号で現地に届いているか確認する
  4. 自分が聞けない(耳が悪くて)局は、どのような局なのかを調べる
  5. その日のコンデションを把握する

無線機を使わないでバンドの状態を確認する方法として、DXSCAPEがあり、殆どはこれで何がどこに出ているかがわかってしまうかもしれない。しかし、ここに現れてからは、私のような弱小局では全く歯がたたない。それに、アマチュア無線本来のワッチをすることの楽しさが味わえない。既に出ているとわかっている局をすごい設備を使って(ヒガミです)交信しても面白いのだろうか?それよりも、ノイズの中からQSBを伴って聞こえてくるDXの弱い信号をワクワクしながら呼ぶことがとても楽しく感じる。
そんなとき、食事をした後に、机でパソコンを開き、バンド状態を確認し、面白い局が出ていれば、直ぐに無線機の電源を入れに行く。無線の延長をしているようで楽しい。


自分の信号がどれほど強いのか、どれほど遠くに届いているのか、アマチュア無線をやっている誰もが知りたいこと。今までは、相手のレポートを聞いて、そして較べていたと思う。このWebsdrを利用すれば、自分の信号の実際を確認することができる。ある場所での自分の信号が聞こえるか?聞こえるとすれば、どれほどの強さかを確かめられる。私はビームアンテナを持っていないが、持っている人なら、フロントとバックとサイドで信号の強さを比較することができるだろう。数値は、dB表示で表示され、プロットができるサイトもある。ちなみに、100W、10W、1Wで信号を比較したところ、ほぼ、10dBの差、100Wと50Wは3dBの差が確認できた。相手の局がダイポール等であれば、どこまで届くのかが大体判断できる。


それからビックガンと呼ばれるものすごい局が実際どうなのかを聞くことができる。夜、国内がスキップする状態でも、ロシアのWebsdrでは国内の局が確認できる。そこに、4エレ八木と1kWにてヨーロッパ各国のアマチュア無線局を相手にパイルをさばいている局をみる。東欧、またはスペインなどのWebsdrでどの程度の信号で入っているかを確認すると、まさにヨーロッパ域内のアマチュア局とほぼおなじ信号レベルで入感していた。Websdrのアンテナは、垂直系のバーチカル、またはダイポールが一般であり、信号レベルは59〜59+の強さである。実際に運用されているOMがどこまで確認されているかは不明であるが、弱い局から強い局まで群がっている。JAがパイルを受けている姿を聞くことができるだけでも、とても楽しい気分になった。また、中近東などにあるWebsdrを聞くともっと驚くのは、JA局の信号は入っているが、欧州域内の信号は皆無である。とっても強い信号が欧州、中近東に送られていることを感じた。ある面で、QRMがあまりわからないため、事前にWebsdrで空き周波数を探し、そこでCQを出すと効率的かもしれない。


ビックガンが相手にする局は、私の設備では全くだめ、しかし、Websdrならどのような局かがわかるし、その局がどこの方面の局に多く呼ばれているかも確認できる。但し、耳が悪いので、モニター代わりに使用するという考えはよしたほうがよい。インターネットである上、恐らくWebsdrの方でもバッファなどをもっているのだろう。信号は数秒、遅れている。従って、タイミングが合わないため、とってもらえないばかりか、自らの恥を晒すことになるだろう。


その日のコンデションをつかむことに長けていると思うことがある。例えば、無線局が電波を出していなければ、コンデションはつかめない。しかし、JAの信号をWebsdrで聞くことができるので、どの程度の強さががわかり、便利である。


上記の他にも、色々な用途があると思うが、いずれにしても、こんなに貴重な設備を開放していただいていることに深く感謝したい。


釣竿アンテナの試み

私は、以前に渓流釣りに熱していた。少なくとも、2011年の春まで。それは、あの悪夢の日までは、毎日、自分の釣竿を見つめて、長野の奥深い山々に出掛けて、イワナやヤマメを釣り上げることである。
鳥の羽根を高い金額で購入し、ダイスに針を固定、毛鉤をいくつも巻いて、竿を持って行き、渓流の落とし込みのところにそっと流す。ポイントに毛鉤が着いたときに、魚がフッキングするときの楽しさは、今でも思い出すと無線とは違った興奮を覚える。
しかし、かの日以降は、釣りをすることに後ろめたさを感じた。私に釣りを教えてくださった師匠のような友人が体を壊して釣りにも行けなくなった。次第に離れていった。
というわけで、釣竿は自宅に結構ある。但し、その多くはアンテナには向かないフライロッドである。振出竿もいくつかあり、5m程度の竿が見つかった。調べると殆どは、竿径が細く、強度が高い少し高価なカーボンロッドである。ネットで調べると、カーボンロッドは、高周波エネルギが熱に変換されるため、効率が悪くなり、飛ばないアンテナとなると書いてあった。1本だけ、グラスロッドがあったので、それを使ってアンテナを作製した。
5mということで、14Mhzは1/4λに相当する。すなわち、GPアンテナが作れる。ベランダに設置して、調整したら簡単にバンド内で十分な値になった。調整には、アンテナ・アナライザなんて便利な代物は無い。昔、入手した物置にあったデリカ社のディップメーター、そして無線機にあるSWR計が頼りである。
完成した後、バンド内を確認、DXの信号は聞こえるが、ノイズも大きく、あまり有効なアンテナでは無いと思った。JA3の6エレ八木と1kW局の強い信号、その局が相手に送る59+のレポート、私の方には相手の信号はカスカスであり、改めて、アンテナの威力を感じ入った。
その後、改造を行い、グランドラジアルを1.7m程度にして2本用意し、1:4バランを付けたら、なんと、21MHzのVCH?アンテナに変わった。未だ、運用が不十分ではあるが、21MHzバンド内のSWRはほぼ1.1で、14MHzのSWRは、中心が14.2MHzで1.2程度、バンド内が1.5以下に低減した。更に、よくわからないが18MHzも、1.5から2程度におちつき、以外にもよく聞こえる。ラジアル長を変えて、バランのインピーダンスを変化させたら、3バンドで使えるアンテナになってしまった。もちろん、14MHzのラジアルなどは無い。
釣竿アンテナは面白いので、もう少し、検討をしたい。春先まで、できれば10m長のアンテナ用釣竿を入手し、7MHz用のGPを作ってみたい。
なお、興味があるのは、現在のツェップアンテナの半分を上に折り曲げて、L型のツェップアンテナにしてみることだ。出来るだけ、垂直成分を長く、できれば、トップに容量環やローディングコイルを入れてみる。DX向けのアンテナが出来上がるのかもしれない。参考となったのは、7MHzのフルサイズVCHアンテナの作製記事である。いずれにしても、GP系のアンテナは、打ち上げ角を低くできることが期待出来そうであるが、別の記事ではラジアルの数やバランスが大きく影響するようにも記載されており、ラジアル部分をできるだけ短くし、トップに電流の腹を近づけるようにすることが可能かである。
もちろん、7MHzでビームアンテナを上げている局に等しくなろうとは思っていない。14MHzで経験したように、ビームアンテナの効力は十分にわかっている。それでも、学生時代に5階の校舎屋上に上げたフルサイズの7MHzGPで聞いた多くのDXの素晴らしい信号、そして、その年のコンテストで叩きだしたスコアを少し信じたいような思いがする。

使用しているアンテナ

再開局時に設置したアンテナは、以下の通り。

  • HF 7MHzツェップアンテナ
  • 144MHz/430MHz GP

7MHzのツェップアンテナは、JK3QBUさんの作製した給電部をヤフオクにて購入。0.75SQのACコードを10m購入し、2つに割いて真ん中を半田付け。2階の屋根軒下から畑に向かって伸ばした地上高4m程度のツェップアンテナです(その後、1m程度、上げて5mになりました)。調整はいたって簡単。そのまま20mを接続し、SWRをはかったら、ドンピシャで7.010MHzでSWR1.1を達成。
 昼間は、200~400kmのアマチュア局の信号が59+で入感してきます。CWと100Wなら、ほぼ、1~2回でコールバックが返るので、満足です。ただ、夕方ごろからの6エリア、8エリアの信号は少し弱めで、何度か待ち状態が生じます。
夜8時以降になると、7MHzもDXバンドに変貌しますが、アジア・オセアニア方面は、屋根の邪魔にもならずに、CWなら比較的に簡単です。東南アジアのマレーシア、シンガポール、インドネシア、オセアニアのVK、ZLなどなら、この高さで十分にQSOが出来ることがわかりました。一方、WやUA方面は、屋根の影にもなるのか?結構難しい状況です。
平屋の物置があり、その屋根の上、ぎりぎりをエレメントが通っており、雪が10cmほど積もったら、エレメントが埋まってしまい、極端に耳が悪くなり、SWR値も変わってしまいました。農業用の棒を追加して、地上高5mにしたら、少し改善したようです。


144MHz/430MHzのGPは、144MHzが1/2λ、430MHzが5/8λのGPです。アマゾンで7,250円で購入しました。飛びは、判りません。ローカルとのQSOには十分です。TVアンテナのマストの上にちょん!と付けています。高さは7mぐらいです。
0エリア管内は、アマチュア局の減少により、殆ど、QRVしている局が居ません。
大体、コールチャンネルでCQを何度か出して、コールバックがあればいいほうです。1月2日のQSOパーティでいろいろと状況を聞きましたが、みなさんは1年に1度の、1月2日のQSOパーティに出るだけで、後は出ないとのことです。
以前も、私は常にCQを出して、QSOを求めましたが、今後もそうしたいと思います。