アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

Reverse Beacon Network

 アマチュア無線をする上で、自分の信号がどこまで届いているのか、誰もが関心を持つと思う。前から、WebSDRを使って、自らの信号を確認したが、

  • どこまで信号が届いているか?
  • どのようにコンデションが変化しているか?
  • 憧れの局はどのくらい強いのか?

と、色々分析することができればと思っていた。


最近、知ったのが、Reverse Beacon Networkがあり、Skimmerと呼ばれる局が、自動的にCWのCQ呼び出しを受信し、データーベースに登録するもので、後からアクティビティを調査することができる。
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Reverse Beacon Network

まず、mainを見ると、そのときのSkimmerが受信したCQ呼び出し局をリストアップする。また、そのSkimmerとCQ呼び出し局の位置関係を地図上で示めす。(以下が例)

表の説明:

de:Skimmer(受信局), dx:CQ呼出局,freq:周波数, snr:信号強度,Speed:モールススピード、Time:時間(UTC)となる。


 自分の信号がどの程度まで届いていたかを確認する方法は、リストの上に、[search spot by callsign]を選択し、dxに自局のコールサインを入力すれば、最近のCQ呼出でSkimmerが受信した情報をリストアップしてくれる。

 UTC11〜13時(JST20〜22時)ごろにCQを出した当局の情報である。日本国内だけでなく、中国、米国西海岸には届いているようである。国内は20dBレベルで、恐らくQSOは可能である。海外では10dB未満があり、その場合、QSOは難しいかもしれない。


引き続き、上部にあるタブで[dx spots]にある[spots analysis tool]を選択する。過去のバンド内の記憶で、非常に強いOM局がDXにCQで出していたり、DXとQSOしている場合、DXにおける自局と対象局との信号の差はどうなのかを比較することが可能である。

以下は、夜の7MHzの北米への伝搬状態を比較した例である。当局と比較した局は、とても強い信号であり、当局のアンテナでは交信相手の信号がまったく聞こえないときのデータである。

カレンダーで日付を選択し、Skimmerを選択。この例では、米国N7TRでの状態を見る。幾つかの局と比較できるが、このケースでは、自局以外に2つのアマチュア局の信号を表示した。自局は15dB程度で、それよりも強い局は30dB程度、更に強い局は40dB程度までの信号である。なお、Webでの情報を見れば、比較した2局はビームアンテナを上げている局で、一番強い局は更にkW局である。UTC12時(JST21時)をピークにコンデションが下がっているようである。同時に国内のSkimmerでも信号強度を比較したが、ほぼ、免許をされている出力比の信号であった。距離があると、高いビームアンテナを上げている局とそうでない局(当局)では、単にビームアンテナの利得以上に差がありそうである。

次に、ある地域のDXとQSOするには、いつが最適かを検討したい場合である。

[dx spots] タブで[create your filter!]を選ぶ。そして、DX station側に調査したい地域、DE station側をJAに設定する。あとは、調べたい周波数帯、モードを指定し、検索を行う。

以下の例は、アフリカの局をJAのSkimmer局が受信した7MHzにおける情報である。

SkimmerのJF2IWL局をクリックすれば、その局の情報がみられる。どうやら、5バンドGPを使っておられるようである。TN2局が夕方に聞こえていた(ロングパス?)、また、夜、そして朝方にも聞こえたようである。

 このように、ある地域が多く聞こえる時間帯を調査したり、例えば、DXペディションなどの特定局がどのように運用しているかを推測するために使えると思われる。



7MHz WebSDRによる自局信号の確認

 本日は、21時ごろから、7MHzのコンデションを確認し、特に北米方面のコンデションを確認するため、北米のWebSDRを聞いて、日本のコンデションを確認してみた。

北米には、4つのWebSDRがあり、夕方から深夜にかけての北米・日本間の伝播状況を確認できる。中でも、SSBであれば、サンフランシスコのLO WebSDR systemは、日本国内の信号が非常に強く入ってくる。まさに、北米にいて、日本で聞くのと遜色がないほどであった。KC7IGT WebSDR、ビクトリア大学のWebSDRはそこそこに聞こえる。もっと、指標としてよいものがないかを探したところ、W7RNAは、JAの局が強くも弱くもなく、コンデションをつかむにはよいと思われる。

 実際に22時頃(北米朝の6時頃)から、7.030付近に多くのCW局が出現し、QSOを楽しんでいるようである。JAからは、2つのOM局が高速CWでQSOしていた。残念ながら、私の無線機での相手の信号は殆どノイズレベルギリギリか、聞こえない状況である。W7RNAのWebSDRは両者のQSOがきちんと聞こえる。北米の局は弱いわけではなく、しっかり、599程度でWebSDRでは聞こえている。

 自分のCQを出す信号を聞くと、459ー559程度であった。7.027MHzで8J1ITU/1がCQを連呼していた。W7RNAでは、ピークで599、非常に信号が強かった。仮に同局は移動局と考えれば(ITU/1の故)50Wであると想定され、私が100Wで、信号レベルでS1〜2、私の方が強いはずであるが、W7RNAではこれだけ違うので、アンテナの差といえる。ちなみに、Wの局とQSOしていたとき、私は相手の信号を聞くことはできなかった。私のアンテナは垂直デルタループであるが、地上高は高くないため、実際にビームアンテナとはこれだけ違うのかもしれない。しかしであるが、1KW局が見当たらなかったのか?同じ時刻で7MHzのCW帯に出ていた局で、8J1ITU/1以外はW7RNAで聞こえる信号は、私の信号より更に弱いか?聞こえない状態であった。ここに、デルタループの力があるのかもしれない。

 この後、0時を過ぎて、W6JLが7.027MHzでCQを連呼、私の無線機では439程度程度、私の信号はW7RNAでは聞こえずの状態、こちらから何回か呼んだが、QSOに至らなかった。

ビームアンテナをもつと、見かけ上のゲイン以上の利得があるようである。それゆえ、QRPによるDXが可能だというのは、アンテナがしっかりしていれば理解できる。




50MHz Eスポ・・・実は初めての体験

 アマチュア無線を始めて以来、今までに話しに聞いていたが、体験したことが無いことで、ひとつの大きな事柄は、私の場合、実に50MHzのEスポだと思う。

 数十年前の開局の前、CQ誌にはRJX-601,TR1300,IC-505が広告掲載され、夢にQSOのシーンが出てくる程、当時は50MHz、即ち、6mバンドに憧れていた。SSBポータブル機が出たばかりの頃で、TR1300はVXOを使い、使用可能周波数帯域は狭いが、安定している。ただ、出力が小さいために、移動以外はアンプが必要。IC-505は、SSBポータブル機では5Wの高出力、ただ、VFOの安定感が欠けるなど、友達との話しはHAM一色であった。(ちなみに、RJX-601はオーソドックスだが、SSBが使えないために、選択外であった。)

 こんなにも、50MHzでの開局を夢見ていたのが、実は今まで運用らしい運用をしたことが無いのが50MHzであった。非常通信周波数を除き、1.9MHzのLFから、28MHz、そして144、430MHzと一通り、運用を行ってきた(WARCバンドも然り)。しかし、50MHzは何故か、運用したことはなかった。今年、再開局を果たし、50MHzを使えるリグを入手、北信の各局で構成される6mAMロールコールへ参加したことがきっかけとなり、50MHzに出るようになった。アンテナはヘンテナ、1/2λの自作ホイップと作製し、そこそこ安定したアンテナとなった。後は、噂に聞く(?)Eスポを体験するだけである。

 以前にVKのビーコン、そして、DU局の信号を聞いたことがあった。呼んでも呼んでも、振り向かられず、正に他の局とのアンテナシステムの違いに気付かされるだけの出来事に過ぎなかった。噂に聞く、Eスポとはどんな状態なのか?本当に弱小設備でも出来るのかがわからなかった。

 4月中旬より、毎日、空き時間に50MHzのワッチを聞く。ローカルに出会うと、彼らも今か今かと待っているようである。5月2日、GWの中日、会社から帰って、食事前に50MHzを聞く。バンド内がザワツイており、強い信号が各所に入感している。「うーん、これがEスポ」、6エリアの局がローカルのように(よりも)強く入っている。深いQSBを伴って。

 6エリアの局をSSBで呼ぶ。JL2J**/6局は直ぐに取っていただいた。やはり、始めての経験はとても緊張と感動を覚える。引き続き、CWが聞こえる。Eスポのときは、CWバンドとSSBバンドの区分けがあまりはっきりしていないのだろうか?強いCW局が聞こえてきた。JH4W**局、4エリアの局である。信号は極めて強く、安定していた。軽く夕食を済ませて、再び、ワッチするとJD1B**局がパイルをさばいているようである。もちろん、ダメもとで呼んで見る。そうすると、一発コールが返ってきた。互いに59を交換。後続する局を聞いていると、なかなか聞き取れない局もあるようである。その面では、アンテナよりも地域性が強いのだと思う。

 暫くバンド内をスイープした結果、50.085付近でBG4GOV局がCWでCQを出している。信号はQSBを強く伴っている。呼んだ結果、コールバックを頂いた。なんと、私のハンドルも返してきたので、過去にQSOしたことがある局かもしれない。後で、QRZ.com上のLogを調べたら、既に7MHzで2回もQSOしているCWのアクティブな局のようだ。2BandのQSO,私の50MHzの初外国QSOとなった。

 50MHzはおもしろいバンドだ。こんな簡単なアンテナで十分に楽しめるのだから。ポータブル無線機でも十分に楽しめると言われたことがなんとなく理解できる。