アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ドイツでのアンテナ探訪

ドイツへの出張の際、日本と同様にアマチュア無線という観点でみてみた。直前に、DF9ZN局と18MHzでQSOした。18MHzの5エレ、750Wということで、とても強い信号を送ってきていた。日本のアマチュア局人口は減少の一途、しかし、町中や電車の車窓から、Vダイポールや八木アンテナまで含めて、比較的によく目にする。ドイツもかなり多いのか?と思って、出張先の街角や電車に乗った際に目を凝らしてそれらしきものを探してみた。
まず、ドイツでは市街地の電柱は殆ど見られない。これは地下などに埋設したのだろうと思うが、テレビの八木アンテナすら、とても目立つ感じであり、アマチュア無線をやっている局がいれば、直ぐわかるものと期待した。しかし、私が気づいたのは、HFのマルチバンドGP、50MHzか高い周波数のGPが確認されただけ。特に市街地らしきところにはアンテナなど全く見当たらない。単に見えなかっただけなのかもしれないけど、QRZ.comでざっと探ってみると、結構、八木アンテナではなくG5RVなどのワイヤー系のアンテナを使っている局が目につく。想像の範囲であるが、今の他の国と同じく、景観を大きく変えるタワーや八木アンテナなどは、建てることが難しいのかもしれない。
日本も景観条例が各市町村で設定されていると思うが、今の電柱の乱立をみれば、ノイズの影響は受けるけど、HFの大きなアンテナを上げることが比較的に容易であり、日本の各局は、きっと?欧米には強い信号を送り出すことが可能となっているのではないだろうか?
ただ、ドイツの局は、電波防護指針などは無いのか、ワイヤー系アンテナ+リニアアンプの局が多く、信号が聞こえてきて、呼んでも取ってもらえないことは多いのだろうと思う。

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