アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

もし、同じ費用を使って・・・

 昨日、某ローカル局から、現在のアンテナや設備面でいろいろと尋ねられた。アマチュア局にとっては、アンテナ設備、無線設備にかかる負担が大きいため、何度もそれをやり直すことがほぼ不可能といっていい。故に、初期の検討が十分必要であるが、実際には設備を整えた後に、「こうすれば、もっと良かったのに・・・」との後悔が生じることになる。それだと残念だと思うので、振り返りを行い、皆さんにそのことを伝えたいと思う。
 仕事を行っていると、プロジェクトというものを運用する場合があるが、プロジェクトは目標を設定して、それに対して、プロセスを定め、そのプロセスのスケジュールを決めていく。また、その実現には予算が必ず存在する。
 アマチュア局からみると、目標は夢なのだろう。そして、予算が決まっているので、全てを満足することは出来ないはずなので、そこにいくつかの目標にプライオリティを設ける。
私の夢(目標)は、再開局時の時点にまでもどる。
「アマチュア無線局の再開 - アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき」
には、

  • ローカルとラグチューをしたい、
  • 中国人と中国語で、米国人と英語で話したい、
  • CWでQSOをしたい
  • 7MHzや他のローバンドで遠くの局とQSOしたい

という夢があった。この夢は、漠然としているので、プライオリティ(優先順位)を定めてみると、
①7MHzや他のローバンドで遠くの局とQSOしたい、
②中国人と中国語で、米国人と英語で話したい、
③CWでQSOをしたい、
④ローカルとラグチューをしたい、


という順番となるだろう。すなわち、ローバンドでDXをしたい、外国語を用いてSSBで話したい。CWでもやりたい。ローカルラグチューも出来たら叶えたい。
そんなことになる。
夢をかなえるために、何をしなければならないか?
SSBでローバンド(7MHzを中心としたバンド)で海外交信できる設備ということだ。それが可能ならCWも当然にできるはず。また、ローカルラグチューは、国内交信もローカルと考えればいい。


欲しいシステムは、少なくとも7MHzでSSBによるDX交信のシステムとなる。
そうなると必要なシステムは、こんな感じか・・・


25m高以上の高さ、3エレクラス以上の7MHzのアンテナ、1kWの無線設備


現在のシステムは、
18m高、2エレマルチバンダ、1kWの無線設備
ということで、アンテナ設備の部分が劣っている。


今のアンテナは、150万円相当の費用がかかっている。
7MHzの3エレシングルバンドのアンテナとすれば、中古のクランクアップタワー、または固定タワー、そこにシングルバンドのアンテナとすれば、これらの実現は出来たのかもしれない。
それから、満足度の達成度を考えると、
7MHzや他のローバンドで遠くの局とQSOしたい、⇒CWならば、問題なく可能 満足!
②中国人と中国語で、米国人と英語で話したい、⇒ 14MHzなら可能 満足!
③CWでQSOをしたい、⇒ できている。満足
④ローカルとラグチューをしたい、⇒ OK


と、実は手段を変えれば、結構満足なシステムとなっている。少し、物足りなさはあるが、色々なバンドに対応できるため、いつも楽しむことが出来るというメリットがプラスであり、それはそれでいいと考えたい。









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