アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

オール横浜コンテスト参加

7月16日早朝、少し変わったコンテストが行われる。これは、ハムのラジオ番組で以前に紹介されたコンテストで、オール横浜コンテストと呼ばれる。何が変わっているかというと、横浜市とのQSOで使われる周波数は28MHzのみ、それも朝5時~6時59分までの2時間というコンテストである。最大出力は200Wまでという、エリア外からみると、かなり厳しいコンテストで28MHzという伝播が難しく、かつ、Esが殆ど望めない時間帯、その上、出力は上限があるということで、昨年も同時刻にワッチをしたけど、CQが微かに聞こえるものの、コールサインが聞き取れないという状態となって、参加すら出来ないというコンテストであった。
今年は、5時半に起床し、電源を投入、SSBでは絶対不可能なので、CWで周波数を28.050MHz付近から聞こえていないかを探す。28MHzのアンテナは、NB42Xと呼ばれる2エレのアンテナで、28MHzは対応していないが、この周波数でVSWRは無調整で1.5以下。少しばかりのフロントゲインもあるようで、とても不思議なアンテナである。そのアンテナをぐるぐると回しながら、28.050MHz~28.070MHzをワッチする。微かに入ってきた場合、そこで周波数をとめて、アンテナを回転して、聞こえてくるような場所を探す。伝播モードは、グランドウェーブは絶対にないから、何らかの異常伝播に期待するしかない。28.053MHzで1局が微かに聞こえる。アンテナを回すと、横浜方面の150度ではなく、210度が強い。おそらくであるが、赤道方面のEs等のバックスキャッターのように思える。時々、信号がS3ぐらいまで上がるほど上昇するが、それは瞬時である。CWスピードは25WPM程度にしたいのだが、国内コンテストでは逆にコンデションが悪いほど、遅い速度とするようだ。従って、短いQSB周期では相手のコールサインが読み取れずに、やきもきすることが多い。
よく聞こえるのだが、こちらの信号は中々取れないようだ。ときどき、交信相手も聞こえるから、結構、混んでおり、QRMも影響しているかもしれない。長野ではいたって静かなのだが・・・。
漸く、1局をGet。この後、何局かを呼んだ(結構、今日は聞こえた)が、応答はなしという状態で続いた。こんなときは、もっと、いいアンテナがあればいいと思ってしまう。
6時半になり、聞こえてくる方向が変わったようだ。北に向けると強く入ってくるようだ。これもスキャッターと思われるが、こちらのほうが先の南からよりも強くなり、かなり多くの局のコールが分かるようになってきた。それでも、QSOに至った局は、先の1局を含めて計3局のみ。移動局も聞こえており、200Wの上限ぎりぎりで呼んだがうんともすんとも無かった。
これは、QRMの影響なのだろうか?朝方ということでノイズも極めて少なく、よい条件であった。ただし、微弱な信号を聞き取るために、CWはナロー状態でS/Nを改善し、PreAMPを入れての参戦であった。

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