アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

マイクゲインとプロセッサ

7MHzでJH6のOMとQSOをしているとき、OMから、マイクアンプの上げすぎの指摘を受けた。私は1kWのQROを検討してきたときに、コンテストやQRM、電波状態の悪いとき、DXとのQSOを除いて、プロセッサの使用は控えた方がいいと判断するようになった。今までは相手に少しでも強い信号を伝えるためにと思い、やたらプロセッサを使っていたが、3.5MHzなどで音声にこだわるOMとQSOをするようになってから、プロセッサ使用時の自然な声からの変換が少し気になりだした。とは言うものの、混信が多く、電波状況が悪いHFで、プロセッサを否定することは避けたいと願う者の一人である。
話しが大分逸れたが、JH6のOMからの指摘通り、プロセッサの設定状態での自分の音声は聴いたことが無かったので、まずはモニタを行うこととした。モニタの方法として、無線機にあるモニタモード設定があるが、これでは実際の状況は不明であるため、WebSDRにある録音機能を利用して、聴き比べることにした。
案の定、プロセッサ未使用のときはまずまずの変調であるが、プロセッサをONすると、声が割れ、了解度が逆に低下する状況であることががわかった。TS-480には、プロセッサ使用時に2つの調整箇所がある。1つはプロセッサの圧縮部の入力設定、もう一つは、プロセッサから外部に接続される出力設定である。声が割れていたことは、マイク出力部分が大きすぎて、ALCを晴らしていたことが原因のようである。
そこで以下のように設定しなおした。
プロセッサOFF時 : MIC設定を30とした(ALCが働かない程度)
プロセッサON時 : PRO.INでは圧縮が10dBまでとする。PRO.OUTはALCが振れるかどうか微妙な状態。
これで、JA6のOMに聽いていただき、まずは問題ないと確認した。暫くはこの設定で使ってみたい。また、TS-480にはイコライザーがあり、切り替えることが可能である。幾つかのパターンが登録されており私はFHP2周波数ブーストモード設定にすると、了解度が上がるとの話しも受けたので、暫く使ってみたい。

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