アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

TS-480の機能活用

TS-480HXは、もっとも安価な200W機である。私は残念ながら、高級機を購入するほど、無線に投資することはできない。私と同じく、高級機が喉から手が出るほどほしい、けど買えないという方も多いと思う。いままでは、それほど、受信で苦しむことが無かったから、その必要性は感じなかったが、最近はもっとノイズの中から信号が浮かび上がればいいなぁ!と思うことが度々ある。SSBはもとより、CWでは常にある。
先日、ローカルの無線ショップ主催の無線機販売会に行ってきた。Yaesu製品が陳列され、憧れのFTDX-5000が展示されていた。その横には、FTDX-1300、更に横にはFTDX-1200が置かれていた。やはり、目を引くのは高級機、FTDX-5000の存在である。置かれているだけで、風格があり、さもDXに飛んでいくぞーと言わんばかりの正面パネル、そこにはCW用のフィルタも完備されており、混信除去も良さそうである。目の保養にはなるが、私の無線機と所詮3倍以上の価格差があるのだから、性能もさぞ良かろうと感じる。ここは、僻みを言うしかない。
さてTS-480HXでは、どうしようも無いかというと、そうでもない。混信除去や信号を引き立てる機能としては、IF SHIFT, NR1,NR2,DNL,BCと呼ばれるオーソドックスなものはきちんと付いている。更にCWに力を入れるために、CWの2種類のフィルタは実装済みである。
これ以上の対策はないとみて、販売会にMFJの代理店さんが見えられていたので、APF(オーディオピークフィルタ)はいくらするのかを聞いた。4万円強ということで、やはり私には手が出ない代物だ。
TS-480HXは、AF DSP機能が付いている。ということは、色々な機能が用意されているはずである。何かないかな??と探っていたとき、受信イコライザ機能が存在することが分かった。この機能を使えば、APFに近い状態を作り出せるのではないか??と考え、試してみた。このイコライザ機能は、無償のコントロールソフト、ARCP-480で色々な編集ができるようだ。

メニューのDSP/Filterから、Audio Editorを選択。Designを選んで、BPFを選択すると、自分でフィルタパターンを作成できる。CWを聞きながら、浮かび上がる設定は以下の通りだ。

そして、MENUウインドウを立ち上げ、18:DSP RXX EQUALIZERを選び、OFFからUSERにすると編集したデータを使うことができる。
実際に、聞いてみた信号が下のリンクである。

TS-480 RX EQ効果
このパネルにR
これが、高級機を変えない私が対抗する一手段である。

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