アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

7MHz,10MHz DX (Using NB42X)

 ミニマルチ製2エレHB9CVマルチバンダーNB42Xを18m高に上げて、暫く運用してみた。エレメント間隔が2.5mと狭く、ローバンドはまともなビームを得られないと考えていたが、今日まで思った以上の働きに驚きを受けている。
 使用感であるが、7MHzのDXにおいては、耳、飛び共に、以前に使ったことがある12m高のRDP+500Wよりも良い感じである(ただし、コンデションが違うので一概に比較はできないが)。ビームは思った以上に切れがよく、北米の局がサイドでカスカスなのがフロントでS9程度まで、バックでS4程度となる。SSNが0となった今日、朝4時に起きて、14MHzを4エレでEUを狙うがあまりぱっとしていない。ローバンド狙いで7MHzに移った。CWで確認すると、欧州の強い局はS9程度まで振って入ってくる(Pre-amp OFF)。短い時間ではあるが、EU4局とQSOが成立した。
 朝5時を過ぎて、7MHzのEU各局の信号が弱くなってきて、10MHzに移った。NB42Xは、正に7MHzだけでなく、10MHzもHB9CVとして機能する。まだ、使いこなしていなかったし、10MHzのバンド状況もよく判らなかったが、7MHzよりもエレメント間隔は波長に対して比率が大きくなる分、期待ができる。
結果、1時間程度の運用で、7局(内、EU5局、中近東2局)とQSOできた。中には相手はインバーデットVという局や、2エレに200Wという局もあり、そこそこ強く入感してきた。ビーム感は、正面でS9がバックでS4、サイドで振れない程度まで変化する。ある局では、EUからのパイルアップの中、一回でコールバックがあった。SSN0の中、朝方の10MHzは6時半過ぎ頃までも、十分にDX交信が楽しめることが分かった。
このNB42Xは、28MHzでもビームがあることがわかり、中国からのFM局を聞いて調べると、正面でS9+10dBがサイドでS5,バックでS8程度になるようである。何故、28MHzを対象にしなかったのかは不明であるが、十分に使えそうである。28MHzが開けているときに、試してみたい。
今のところ、夏のSSNが低いコンデションの中、NB42Xを用いた7,10,18MHzでの運用は非常に楽しいものとなっている。一方、14MHz,21MHzの214Cは、今一つ、使用感に欠けている。現状、50MHz AMロールコール用アンテナとなっている。

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