アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

JT65(FT8)によるQSOの楽しみ方(提案?)

現在、デジタルモードでのJT65を始めとする方法でDX通信を楽しむ方が多くなってきている。コンデションが悪化する中、CWという手段を用いず、比較的に小電力であっても、十分にDXとの交信ができるモードがJT65やFT8というデジタルモードである。このQSOには、PCと専用アプリケーション、無線機とPCのインターフェースが必要となるが、一旦、セットしていしまえば、比較的簡単に始めることができる。
初めて後、暫くは、ここまで飛んだとか、色々な感動を与えてくれるが、JT65の通信方式は、完全にPCに頼った方式であるため、CWやSSBのような自らが必死に聞いて、書き取るなどの行為がないため、次第に感動が薄れてくることもある。
そこで、私が最近、密かに?行っている楽しみ方をお知らせしたい。
JT65やFT8のQSOは、最低限の交信を行うものと割り切ることが必要と思っている。私は、JT65のアプリは、以前からWSJT-Xを使用している。このアプリと一般的にログとしてJA各局が利用するハムログは、JT linkなるものでリンクされ、容易に交信記録をハムログに伝えることができる。私はQRTするとき、ハムログのデータをADIFファイルで出力する。
そして、QRZ.comとeQSL.ccの自らのログデータをアップデートする。QRZ.comにログをアップするには、QRZ Subscriptions serviceで最低でもXML LogBook Data Subscriptinのサービスを受ける必要がある。このサービスを受けると、自ら作成したログデータのADIFファイルをQRZ.com上で管理することができ、そのログで統計を取ったり、QRZ.comのアワードを取得するこもとできる。LoTWに登録されていれば、QRZ.comからデータの転送、ダウンロードができ、自分の取得エンティティの実情を把握することも可能である。また、更にeQSL.ccでは無料で電子QSLのサービスを受けることができ、JT65の多くのユーザーがeQSLのユーザーでもあるため、QSLが即日、取得することが可能である。そのQSLカードは、DXCC以外の多くのアワードで有効なようだ。
話はそれたが、QRZ.comでアップデートしたログは、QRZ.comに登録されている各局のデータとリンクされているため、ログを選んでいくと、交信した相手先のデータが確認できる。相手局の位置、距離、相手局の設備などの紹介を見たり、また、Web Contactという方法でコンタクトすることもできる。JT65では少ない情報であるが、QRZ.comを介して、QSO相手の実情や何を楽しみとされているのかなどを見て、QSOの余韻を楽しむこれが、私の勧めるJT65(FT8)の楽しみ方である。
ある方は、7MHzのスモールループで北米から飛ばしてきた方もあるし、また、ある方は家の周りにステルスアンテナを設営して、見えないアンテナでやっておられる方もいた。
デジタルモードを知ってDXとのQSOが出来るようになって、それを楽しんでおられる方もいる。アンテナや出力等の設備に対する制限は、日本だけではないようだ。それでも、楽しくやっている相手方がQRZ.comで即座に見ることができる。また、QRZ.comのログは、スマートフォンや外出先のPCでも確認でき、そこでQSOの余韻に浸ることができるのだ。是非、試してみて頂きたい。交信相手は人間なので、血の通った繋がりを感じることができるだろう。

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