アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

FT8によるQSO

WSJT-X 1.8.0については、新たにFT8が追加され、既に多くのJA各局も運用されていると思う。このWSJT-X 1.8.0にはrc1とrc2があり、今までrc1を使っていたがバグフィックスをしたものとしてrc2が出たようである。何が変わったかはわからないが、恐らく良くなっているのだろう。ここで、FT8のリリースノートにFT8のプロトコルについて、記載があったので紹介する。
以下、リリースノートより
WSJT-X 1.8.0にはFT8と呼ばれるK9ANとK1JTにより開発された新しいモードが含まれる。このモードは、FrankeとTaylorの8-FSK変調のためにFT8と名付ける。FT8は15秒のT/Rシーケンスを使い、AWGNチャネルで-20dBまで50%以上のデコード率を提供する。自動シーケンス機能は、CQに素早い応答を自動的に行うオプション。FT8によるQSOはJT65,JT9の4倍速く、深いQSB下で早く、且つ適切なQSOが望ましいHFのDXや6mでのマルチホップEsの状況に優れたモード。
重要なFT8の特徴:
T/Rシーケンス長:15秒、
メッセージ長: 75bit+12bit CRC、
FECコード:LDPC(17487)、
変調:8-FSK トーンスペース 6.25Hz、
一定のエンベローブの波形、
バンド幅:50Hz、
同期:7x7 CostasArray (開始、中間、エンド)
送信期間:79*1920/12000 = 12.64秒
デコード閾値:-20dB APデコードで数dB低く
マルチデコーダ:通過帯域のすべてのFT8信号をデコード
オプションのオートシーケンスとCQに対するオート応答
操作感は、JT9,JT65に似る


とのこと・・・。さて使用感は、CQの応答は機会を逃しやすいが、1QSOは2分程度でできるし、同時に呼ばれても、次から次へとQSOできる手段がわかった。ただ、使ってみると、飛び(デコード率)は、CWとどっこいどっこい。弱い局とのQSOは、JT65に比べて難しい感じがする。

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